日産キックス おすすめグレードはこれ!価格・値引き額だけで判断は後悔しますよ

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2020年6月に発売された日産キックス。
今年は小型SUVの発売が多いですが、そんなブームのど真ん中に投入されたキックスで、あるが価格が安いだけじゃない、値引き額が大きいだけじゃない、本当にお得なオススメグレードについて調べてみました。

日産キックスとは?

日本においては2020年6月30日に発売された小型SUVです。

この日産キックスというのは、いろいろと複雑な経歴を持ったクルマであり、「キックス」という車名で語るならば、2008年に軽SUVとして発売されている
当時の英語スペルは「KIX」。
三菱自動車のパジェロミニをOME共有で受け入れ販売していたもので、元々はパジェロミニなので良いクルマであることは事実なのですが、純血日産車ではありませんでいた。
販売されていた期間は、パジェロミニの生産に合わせて、2012年までで4年間の短命に終っている。

その後「キックス」の名前が世間に出てくるのは、2016年。
南米ブラジルの工場で生産されるキックスとして発売された。
当時のブラジルといえばリオデジャネイロオリンピック。このオリンピックのオフィシャルカーとして採用されたことも日本の裏側ですが話題となったのは記憶に新しい。
このキックスは、前回の日本の軽自動車規格のクルマとは全く異なり1500ccのガソリン車で、ポジションといては当時発売されていたジュークとエクストレイルの間を埋めるポジションのクルマ。ブラジル、中国、アメリカ、タイなどでで販売されてる小型SUVであった。

日本のキックスは?

2020年に発売されたキックス…実は前述したブラジルのキックスとほぼ同じである。「ほぼ」というのは、車高は上げられ、ホイールベースも延長、そしてなにより今の日産の看板システム「e-POWER」を搭載しての登場となっている。
そういう意味ではプラットフォームは最新ではないが、2020年日本発売用にリファインされたクルマというわけです。

ここで頭をよぎるのは、日産って過去に「インド産マーチ」を販売して散々な販売成績を残してしまった件です。
あの時は、メディア伝え方も悪かったとは思いますが、印象として「車格がおちた」ような印象を日本ユーザーに与えてしまいました。今回のキックスも「4年前にブラジルで発売されたクルマ」という情報を日本のユーザーはどのように受け入れるのか興味深いところである。

日産キックスのグレード構成は?

日産キックスのグレードと価格は以下のとおり。

グレード価格
X275万9900円
X ツートーンインテリアエディション286万9900円

 

価格差11万円で、シンプルに2グレード構成です。
厳密にはグレードとしては同じで、内装の違いで2つの価格ではあるが。

さて、この二つのグレード違いは何なんでしょうか。

一番大きな違いは、グレード名にもなっている「ツートンインテリア」かどうかである。X ツートーンインテリアエディションは、内装がオレンジ系のタン色とブラックのオシャレなツートンとなっている。
一方普通のXグレードは、ブラックの単色である。

そしてもう一つのポイントは、メーカーオプションである「前席ヒーター付シート」「ステアリングヒーター」「寒冷地仕様」を選べるかどうか。
X ツートーンインテリアエディションではこれを選ぶことが出来ない。(※この3つのオプションはセットオプションであり、全部つけるか、全部つけないかのどちらかのみ)

日産キックス おすすめグレードはこれ!

シンプルなグレード構成である。
これは判断しやすい!

第一判断ポイント:
まず、寒冷地にお住まいで、これらの仕様が必須の人は、Xグレード一択。

第二判断ポイント:
寒冷地仕様が不要の人は、オシャレな内装ツートンの11万円の価値をみいだせるか。

私個人の意見としては、ツートーンに11万円価値はない。
もしタン色のインテリアに後ろ髪を引かれる人は、巷のカー用品販売店でちゃんとしたシートカバーを後付けができる。生地の色、2トーン、ステッチの色、生地の縫い合わせのデザインなども選べて5万円もあればセミオーダーできる。これで十分だし、逆に市販のX ツートーンインテリアエディションとも更に違う個性をアピールできる。

<結論>
寒冷地でないのであれは「X」でよい。ツートーンインテリアが欲しければ、社外品後付けで十分である。