ライズのZとGどちらがおすすめかを考察する。
ライズにおける上位2グレードの比較ということで、「より贅沢な」「より安全な」装備の必要性についての評価になると思う。
現時点では、ライズの上位車種はC-HRであり、車格的にはポジションが開いているが、近々ヤリスクロスの日本発売もうわさされている。ライズZにそこまでおすすめする魅力があるか見ていきたいと思う。
コンテンツ
ライズ 各グレードの価格
ライズのZとGグレードの価格をまとめる。
ライズには2WDと4WDの設定があるので2段で表現した。
また北海道地区においては、2WDのみ下記価格の+4万円程度なのでご留意いただきたい。
(万円) | Z | G |
---|---|---|
2WD | 206.0 | 189.5 |
4WD | 228.2 | 213.4 |
当然この価格は純粋の各グレードの車体のみの価格であり、ここからメーカーオプション、ディーラーオプションなどを付ければ価格は上がる。
さらに税金、保険、諸費用の掛かるのもお忘れなく。
ライズの2WDと4WDの価格差は、グレードにより多少異なるが22~24万円程度となっている。
また各グレード間の価格差は上位グレードから比較していくと
ZとGの価格差は、16.5万円
となっている。
ライズ 各グレードでの基本スペックの違い
まずは新型ライズの核グレード別の諸元表(基本スペック)を見てみよう。
グレード: | Z | G |
---|---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 3995×1695×1620 | |
車両総重量(kg) | 1255 | 1245 |
ホイールベース(mm) | 2525 | |
エンジン種類 | 直列3気筒インタークーラー付ターボ | |
エンジン排気量(L) | 0.996 | |
最高出力(kw/rpm) | 72/6000 | |
最大トルク(Nm/rpm) | 140/2400~4000 | |
タンク容量(L) | 36 | |
仕様燃料 | 無縁レギュラーガソリン | |
燃費 WLTCモード(km/L) | 18.6 | |
燃費 JC08モード(km/L) | 22.8 | 23.4 |
トランスミッション | CVT(7速シーケンシャルシフト付) |
基本的にはライズZとGの基本スペックに違いはない。微妙な違いは、車両総重量のプラス10kgとJC08モードでの燃費の劣化がある。これらの数字は、現実的いは、おすすめグレード判断の材料にはならないと考えている。
ライズ ZとGの違い おすすめグレードはどっち?
最上級グレードのライズZと売れ筋と思われるGグレードの
価格差は16.5万円。
結構大きな価格差です。最上級のライズZだけに装備される機能がかなりあり、外観的にも安全性能的にも価格差に対してアピールできるだけの装備内容差となっている。ひとつひとつその装備の違いについて見てみよう。
1 外装の違い
クルマの顔である正面から見たときにライズZとGには明確な違いがある。
LEDシーケンシャルターンランプ
特にG以下グレードのオーナーがうらやましがるのは「LEDシーケンシャルターンランプ」ではないだろうか。当初、高級外車やレクサスに見られた、流れるように光るターンランプ(ウインカー)である。ライズZのオーナーは交差点で右右折待ちしているとき、優越感に浸れるであろう。
フロントフォグとイルミネーションランプ
ライズGには無い、フロントフォグランプとイルミネーションランプがZには標準装備される。
装備されていないGは、その部分は黒くなっている。詳しくは下の写真を見比べてもらいたい。
ホイールのデザインとサイズ
・Zは、17インチアルミホイール
・Gは、16インチアルミホイール
デザインについては、下の写真をみてください。ライズZであることをアピールできる特徴的でかっこいいデザインである。
リアフォフ
Zグレードにはリアフォグは装備される。
機能的には使用機会が少ないが、Zであることのアピールにはなる。信号待ちをしているとき、後ろのクルマがこのリアフォグの存在を見てライズZであることに気が付くであろう。
ボディーカラーの選択肢
最近はいろいろな車種で見かけるツートンカラーのクルマ。ライズにもこのツートーンのボディカラーが用意されている。ただしライズZグレードのみが選ぶことができる。
選択できる色が白、銀、水色だけなのが残念ではあるが、ツートーンカラーはZの証である。
2 内装の違い
ステアリング
ライズZは最上級グレードなだけあって、ステアリングも本革巻きステアリング(Gはウレタン製)と奢られている。確かに本革巻きのステアリングは握るとしっくりきて運転してても気持ちいい。
本革シフトノブ・シフトノブオーナメント
シフトノブもステアリングと同様に本革性である。またオーナメントも装着されており、同じライズオーナーが見れが、高級感があるのは一目瞭然である。
アームレスト
アームレスト自体はGにも装備されているが、Zのアームレストはソフトクッション付アームレストである。
3 安全装備の違い
ADB(アダプティブドライビングビーム)
なかなか発音しづらい用語であるが、これがなかなかインテリジェンスな機能である。ハイビームにすると対向車にとっては眩しいのだが、このADB(アダプティブドライブビーム)は、対向車を照らしている部bンだけ光源を落とすきのうである。
ACC(オートクルーズコントロール)
オートクルーズ自体は、かなり前から用意されている機能であるが、ライズのACCには以下の機能が備わっている。
1.前方にクルマがいない場合、設定された速度で走行
2.前方にクルマがいる場合、そのクルマの速度に合わせて減速、もしくは停止
3.前方のクルマが加速した場合、設定した速度まで追随して加速(要スイッチ)
4.前方のクルマがいなくなった場合、設定した速度まで加速
サイドビューランプ
サイドビューランプは便利だと思う。右左折時等に進行方向への光源が足りない場合があると思う。ライズのサイドビューランプは、ハンドル操作やウインカーに連動し、進む方向を照らしてくれる機能である。
LKC(レーンキープコントロール)
まとめ ライズ ZとGの違い おすすめグレード
以上がライズZとGのグレードによる装備の違いである。Zに装備されるこれらの機能は、視覚的にも安全的にもとても魅力的な内容ではある。
クルマ購入予算的に余裕のある方であれば迷わず、ライズZを購入するで良いと思う。
ただ、価格差16万円であることと、絶対的支払額が上位車種の価格帯に迫ることを考えると少し悩むところである。
記事を書いている時点では、上位車種(SUV)は、C-HRとなり、価格帯のかぶりはないが、もうすぐ「ヤリスクロス」の発売も控えている。
よっぽど、ライズの見た目にほれ込む(例えばライズのツートンが欲しい…とか)でなければ、ライズGがベターな選択ではないかと考える。