カーナビは古い!流行りのディスプレイオーディオを装備しているクルマ一覧

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ここ1,2年で耳にすることが多くなったディスプレイオーディオ(通称 DA)をご存じだろうか。この新しいトレンド「ディスプレイオーディオ」と、装備しているクルマについて整理してみた。

カーナビ界の革命児ディスプレイオーディオとは

まずはディスプレイオーディオ(DA)とは何者なのか?

「ディスプレイは知っている。オーディオも知っている。でも…。」
な人が多いであろう。

ディスプレイオーディオを一言で説明すると「カーナビからナビ機能を取り除いた機器のこと」である。

それだけだど、カーナビより前のカーオーディオになってしまうが、オーディオディスプレイは、大画面の映像モニターを有しており、スマホのナビ機能と連動することで従来のカーナビ機能を補おうというコンセプトの機器となる。

たまに「スマホがあれば、カーナビなんかいらないのでは?」とおもったりしないだろうか。そえを具現化したのがオーディオディスプレイである。

オーディオディスプレイの細かな説明が別の記事にゆずるとして、ここではそのDAを装備したクルマたちを見ていきたいと思う。

オーディオディスプレイ搭載のクルマたち

オーディオディスプレイ装備に積極的なのはトヨタであり、最近発売のトヨタ車の多くは、このディスプレイオーディオを標準装備している。

トヨタ カローラ/カローラツーリングに日本初のDA搭載

2019年9月、フルモデルチェンジした12代目カローラに日本初のオーディオディスプレイが標準装備された。また同時に発売されたカローラツーリングにもセダンと同じくDAが装備されている。また、1年早く発売されていたカローラスポーツについても一部改良をほどこしDAが装備された。

トヨタ C-RH オーディオディスプレイ搭載

2016年に発売されたC-HRであるが、カローラのDA搭載を追っかけるように2019年10月のマイナーチェンジのタイミングで全車DA搭載となった。

トヨタ カムリも一部改良でDA搭載

カローラのDA搭載の翌月10月にカムリについても一部改良を行い、オーディオディスプレイを標準装備された。カローラ、C-HR、カムリと間髪入れずにDA搭載にラインナップを整理しているところが、トヨタのDAに対する本気度が伝わってくる。

トヨタ アルファード/ヴェルファイヤ

2019年12月、今度はトヨタのフラッグシップミニバン、アルファートとヴェルファイアについてもディスプレイオーディオが搭載さた。このニュースについてはさすがに驚いたのを記憶している。
オーディオディスプレイは、高額なカーナビに対する抵抗を減らすためのある意味ユーザーへの逃げ道の意味があると考えていたので、高額な車にはDAのメスを入れないと無意識に思っていた。

トヨタ ライズ/ダイハツ ロッキーはオプション装備

2019年11月に発売されたトヨタのライズ、ダイハツのロッキー兄弟については、今までのディスプレイオーディオ標準装備の流れを断ち切る「オプション設定」で発売された。
このライズ/ロッキー兄弟は、ダイハツが主導で開発されたクルマであり、あまりトヨタの移行が反映されていないようだ。

トヨタ ヤリスにはDA標準装備

2020年2月に発売されたトヨタのグローバル戦略車ヤリスには標準装備されている。

トヨタ グランエースに標準装備!

2020年2月発売のグランエースにもディスプレイオーディオは標準装備されている。アルファード/ヴェルファイアすら小さく見えてしまう大型車であるグランエースですら標準装備されるとは。
これは、今後のトヨタ車にはすべて装備されるのであろう。

三菱 エクリプスクロスお前もか

三菱のエクリプスクロスの一部グレード「G Plus Package」にDAが標準装備された。ちなみに三菱ではスマートフォン連携ディスプレイオーディオ「SDA」と呼称している。

三菱 アウトランダー/PHEV

アウトランダーの一部グレードに三菱のSDA(スマートフォン連携ディスプレイオーディオ)を装備する。

ディスプレイオーディオはこれからのスタンダードになれるか

トヨタが特に推し進めているディスプレイオーディオ。まだ数年しかたっていないので十分な市民権は得られていないのが現状だ。クルマの買い替えサイクルを踏まえるとこの10年くらいの間に、買い替えユーザーはDAを耳にして調べることであろう。

現状のディスプレイオーディオは、痒いところに手の届かない「未完な仕組み」であり、今後も改善が期待される。

車は今後もIT、モバイルデバイスとの連携を強めていくであろう。その一躍を担えるオーディオディスプレイの標準化の動きには目を離せない。