ヤリスクロス ハイブリッド車とガソリン車の維持費や税金を計算!お得はどっち?

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トヨタ ヤリスクロスのハイブリッド車とガソリン車について、トータルコストとしてどちらがお得かを条件別のシミュレーションをして分かりやすく説明していく。

現状、エコカーと定義されるクルマは税金面でいろいろ優遇されている。
車体価格が高いハイブリッド車が、燃費面、税金面でどれだけメリットを出せるか見てみる。

まずは、ヤリスクロスにかかるお金、トータルコストを「購入時」と「そのあとの年間維持費」の二つに分けて、具体的な金額を説明する。そのあとパターン別のシミュレーション結果を紹介したいと思う。

後半でヤリスクロスの費用シミュレーショングラフも!

今回トヨタ ヤリスクロスの総費用を算出し、ハイブリッド車とガソリン車では、トータルどっちがお得か調査していくが、まず、前半は、初期費用・維持費の知識をおさらして、ヤリスクロス購入・維持に必要な費用の再確認を行う。

後半はヤリスクロスの売れ筋グレードや価格の安いグレードのハイブリッド車/ガソリン車を選定し、それぞれに必要なお金を比較していきます。年度単位の金額や、毎年の累積した総費用も比較しているので、どれくらいヤリスクロスに乗るとお得になるか一目瞭然である。

ちなみに比較予定のヤリスクロスのグレードは以下のとおり。
・ヤリスクロス HYBRID Z(E-Four)
・ヤリスクロス Z(4WD)
・ヤリスクロス HYBRID X(2WD)
・ヤリスクロス X(2WD)

また後半では、各シミュレーションパターンごとに下のようなグラフも作っっているので参考にしてほしい。

ヤリスクロス購入時にかかる費用

まずは、ヤリスクロスを購入するときに必要な費用と金額をまとめる。

ここでは純粋に購入に必要な金額についての説明であり、最初の年に払う金額のまとめではないことに注意してほしい。
例えば、3月に購入(登録)すれば、翌月の4月には別途自動車税の納付が必要である。この4月に納付する自動車税については、あとの「ヤリスクロスの維持にかかる費用」としてあげている。

ヤリスクロスに限らず、クルマ購入は車体価格のほかに意外とお金がかかる。ディーラーで見積もりしてもらった時に面食らわないように、内容を理解しておいてほしい。

車体代とオプション代

ヤリスクロスの車体価格と追加するオプション代である。

ヤリスクロスの車体価格は、ヤリスクロス HYBRID Z(E-Four) 2,815,000円~X Bパッケージ 1,798,000円であり、価格差は1,017,000円で意外と価格幅は大きい。
オプションについても、その人の好みによりどれを選ぶかは千差万別で、一概に「オプション金額はいくら!」とは言えない。更にこれらの費用に対しては、「値引き」という交渉があり、最終的な値段は変動する。

後半のシミュレーションでは、ハイブリッド車・ガソリン車それぞれの上位グレード「ヤリスクロス HYBRID Z(E-Four)」と「ヤリスクロス Z(4WD)」、下位グレードの「ヤリスクロス HYBRID X(2WD)」と「ヤリスクロス X(2WD)」の比較を例に挙げて値引きは5%として計算してみたいと思う。
またオプションについては20万円として計算する。(この値は個人的感覚)

今回比較するヤリスクロスのグレード
 ヤリスクロスのグレード価格(円)
比較1HYBRID Z(E-Four)2,815,000
Z(4WD)2,441,000
比較2HYBRID X(2WD)2,284,000
X(2WD)1,896,000

自動車税 (税金)

自動車税は新車購入時に登録月から年度末までの月割りで納める税金。1月に登録する場合は2月と3月の2ヵ月分、5月登録の場合は10ヵ月分を納付といった感じ。当然翌年度も払う税金なので後述の「ヤリスクロスの維持にかかる費用」のなかでも出てくる。

自動車税は、排気量によって10段階あり下の表のように納税額が変わってくる。

自動車税の区分と金額
乗用車排気量 自動車税
1000cc以下 25,000
1000cc超~1500cc以下 30,500
1500cc超~2000cc以下 36,000
2000cc超~2500cc以下 43,500
2500cc超~3000cc以下 50,000
3000cc超~3500cc以下 57,000
3500cc超~4000cc以下 65,500
4000cc超~4500cc以下 75,500
4500cc超~6000cc以下 87,000
6000cc超 110,000

例えばヤリスクロス HYBRID Z(E-Four)の排気量1490ccの場合は、12,700円となる。
※ヤリスクロスを10月登録した場合の月割り計算
※正確な排気量1490ccは各メーカーホームページやカタログの諸元表を参照

また、クルマ購入時に納める自動車税についてはエコカー等での免税・減税はない。

 
POINT
・自動車税は排気量で変わる。
・最初に収めるのは年度末までの月割り分。
・ヤリスクロス HYBRID Z(E-Four)で10月登録の場合は12,700円。
 

環境性能割 (税金)

環境性能割は、携帯電話料金にみられるような「〇〇割」のイメージとは全く異なるものである。以前あった自動車取得税に代わる自動車取得金額に応じて納める税金であり、とても紛らわしい名称である。

環境性能割は、購入するクルマのエコカー度合いに応じて、自動車取得金額に対して3~1%の納税もしくは0%(非課税)となる。2021年3月末までは特例措置として1%引かれ2~1%もしくは0%(非課税)となっている。

環境性能割の基準
基準環境性能割
2020年度燃費基準+20%達成×0%
2020年度燃費基準+10%達成×1%(0%)
2020年度燃費基準達成×2%(1%)
未達成×3%(2%)

※()内は2021年3月31日までの臨時的軽減

上表のとおり「エコカー度合い」は、2020年度燃費基準達成度により区分される。燃費基準達成度の算出方法は、かなり難解なため省略する。

ちなみにヤリスクロス HYBRID Z(E-Four)の場合は、2020年度燃費基準達成度は28%達成なので環境性能割は「0%」となる。

また、掛け算の元となる「自動車取得金額」の定義は、税抜き車体価格(値引き後)+オプションが対象となる。オプションについてもカーナビなどクルマに固定するものが対象で、簡易的なアクセサリーオプションなどは対象外となるなどあり、算出を更にややこしくしている。

後述のシミュレーションにおいては、概算として算出する。
理由は、車体価格、オプション価格がそれぞれ異なり、課税対処となるオプション(固定するもの)の定義が個々に対して明記されていないことから、実際の値と正確に合致させることは困難なため。

 
POINT
・環境性能割は、自動車取得税に代わる新しい税金。
・エコカー度合いで、3%~1%もしくは0%(非課税)となる。
・2021年3月までは特例で、2%~1%もしくは0%(非課税)。
・ヤリスクロス HYBRID Z(E-Four)の環境性能割は0%が適用。
 

重量税 (税金)

重量税は、クルマ購入時に次回車検までの分を納付する。なので最初に払ったら次回納めるのは3年後。

名前の通り重量に対する税金であり、500kg刻みで区分されていて、段階的に金額が上がる。

現在、重量税はエコカーの場合に最大2種類の優遇を受けられる。

1点目は、2020年度燃費基準値達成すると本則税率で割安なる。

新車購入時の重量税
車両重量重量税(3年)本則税率
~0.5t12,300円7,500円
~1.0t24,600円15,000円
~1.5t36,900円22,500円
~2.0t49,200円30,000円
~2.5t61,500円37,500円
~3.0t73,800円45,000円

ちなみに、ヤリスクロス HYBRID Z(E-Four)の車両重量は1270kgである。

2点目は、2020年度燃費基準値達成の達成度合いで100%~25%の免除を受けられるエコカー減税がある。このエコカー減税は条件次第ではあるが、次の車検時の重量税にも効いてくる。

※本則税率は、2020年度燃費基準を達成したクルマを2021年4月30日までに新車新規登録した場合の税率

新車購入時の重量税エコカー減税
2020年度燃費基準値重量税
+40%達成100%免除
+20%達成50%免除
達成25%免除
未達成免除なし

ヤリスクロス HYBRID Z(E-Four)の場合は、2020年度燃費基準達成度は28%達成している。

 
POINT
・重量税は、車体重量により決まる税金。
・エコカー度合いで納付額は抑えられるが、計算は複雑。
・ヤリスクロス HYBRID Z(E-Four)の重量税は、11,200円。
 

消費税 (税金)

消費税は、あの消費税。
2019年秋から10% に上がり、ますますクルマ購入のハードルはあがってしまったが、こればかりはどうしようもない。最近は表示される価格が税込価格になったので見積ったら想定外に高いということは少なくなった。

自賠責保険

自賠責保険は、保険という名ではあるが強制的加入する保険である。これに加入しないと車を購入することも車検を通すこともできない。こんな性格の保険であることから、クルマ購入時は次の車検までの3年と隙間ができないようにプラス1ヶ月の37か月分の自賠責に加入することになる。

また、この自賠責保険2020年4月に値下げしたのをご存知ですか?技術に進歩で安全装備の充実した車が増えたことで、保険料が下がったそうです。

 
POINT
・次の車検までお金を先払いする。
・安全性能向上に伴い、2020年4月に値下げされた。
・ヤリスクロスの自賠責(37カ月分)は、30,170円。
 

ヤリスクロス維持にかかる費用

維持費の説明については、税金の区分けの都合上「年度単位」で区切って説明する。クルマを購入した年度を初年度。4月になったら2年度め。2月に購入(登録)した場合は2か月後に2年度めが来る感じである。

自動車税 (税金)

毎年4月1日に課税される税金。クルマ購入時にも納めているがそれは前年度の3月までの分であり、4月になったら新たな年度分の自動車税を納付する必要がある。

自動車税の区分と金額
乗用車排気量 自動車税
1000cc以下 25,000
1000cc超~1500cc以下 30,500
1500cc超~2000cc以下 36,000
2000cc超~2500cc以下 43,500
2500cc超~3000cc以下 50,000
3000cc超~3500cc以下 57,000
3500cc超~4000cc以下 65,500
4000cc超~4500cc以下 75,500
4500cc超~6000cc以下 87,000
6000cc超 110,000

2年度目の自動車税は「グリーン化特例」が適応される。簡単いうとエコカーに対する税金の優遇である。

2020年度燃費基準達成度により自動車税が75%から50%免除される。

グリーン化特例
2020年度燃費基準値自動車税
+30%達成75%減税
+10%達成50%減税
達成減税なし
未達成減税なし
 
POINT
・毎年4月1日に課税される。納付はもう少し後。
・購入翌年度の自動車税は、グリーン化特例で減税される。
・減税は最大75%。
・ヤリスクロス HYBRID Z(E-Four)の2年度目の自動車税は、15,500円。
・その次からは、30,500円となる。
 

重量税 (税金)

重量税は、車検時に次の車検までの分を前払いする税金。新車購入時に3年分納付済みなので、2年度目3年度目は車検がないので納付はない。

はじめての車検の時、2020年度燃費基準を+90%達成もしくは電気自動車の場合は、100%免税される。納付する金額の区分は、新車購入時の区分と同じであるが今度は2年分の納付になるので、すこしだけ少なくなる。

車検時の重量税
車両重量重量税(2年)本則税率
~0.5t8,200円5,600円
~1.0t16,400円10,000円
~1.5t24,600円15,000円
~2.0t32,000円20,000円
~2.5t41,000円25,000円
~3.0t49,200円30,000円

※本則税率は、2020年度燃費基準を達成したクルマを2021年4月30日までに新車新規登録した場合の税率

 
POINT
・車検の時に収める税金なので、毎年ではない。
・次回車検までの期間(2年分)を収める。
・ヤリスクロス HYBRID Z(E-Four)の重量税は、15,000円。
・2回目以降の車検時は、15,000円。
 

自賠責保険

購入時に支払ったのと同様、次回の車検までの分を前払いで支払う。強制加入保険である。

 
POINT
・次の車検までの保険料を前払いする。
・ヤリスクロスの自賠責(24カ月分)は、21,550円。
 

車検代

新車購入から3年後、そのあとは2年おきに発生する費用。
一概車検代としてひとくくりにしているがその内訳には「基本料金」「法定点検料」「重量税」「自賠責保険」「印紙代」「事務手数料」などが含まれている。この記事では「重量税」「自賠責保険」については別切り出ししているので、それ以外の残った項目を車検代としてカウントする。
そうすると基本的に車検代は軽自動車か普通自動車かの2区分に分かれる。(カーショップなどで車体の大きさとかで値段が違って表示されているが、あれは重量税の金額分の違いである。
シミュレーションでは、大手カーショップの車検代を参考に「26,500円」として計算を行う。また車検時に発生する可能性のある部品交換やそれに伴う工賃はカウントしていないのでご注意を。

任意保険

任意ではあるが交通事故を起こしてしまったときの代償を考えると是非とも入るべき保険。

後述のシミュレーションにおいては、集計の対象外とする。年齢により、保障内容により保険料は全く異なってくるので一般的な金額というのを出すことが困難である。

ガソリン代

ガソリン代は、ハイブリッド車オーナーにとって一番恩恵を受けられるコストの一つである。単純計算のガソリン車より燃費が2倍良ければ、ガソリン代は半分で済む。

ヤリスクロスにおいても、ハイブリッドかガソリン、駆動方式などによって燃費はかなり異なる。

代表的なヤリスクロスのグレードと燃費
ヤリスクロスのグレード燃費
HYBRID X(2WD)30.8Km/l
HYBRID Z(E-Four)26Km/l
X(2WD)20.2Km/l
Z(4WD)17.4Km/l

特に重要なポイントになるので、ガソリン車とハイブリッド車のトータルコストシミュレーションにおいても、年間走行距離でいくつがバリエーションを上げて比較していく。

駐車場代

駐車場を自前で保有していない人にとっては、意外と大きい出費である。田舎や郊外など十分土地に余裕のある地域ならまだしも、人口密集地になると駐車場代が月々2万円超のところもザラである。

シミュレーションでは、駐車場代も集計対象から除外する。0円の人も2万円以上の人もいるので。

修理・メンテナンス費用

定期的に必要なオイル交換やタイヤ交換などのメンテナンス、不慮の事故による修理代などこれらもクルマ維持にあたっては準備しておくべき費用の一つである。ただし修理代メンテナンス代については、やはり一定に算出するのは困難ンでありシミュレーションにおいては対象外として扱う。

ヤリスクロス ハイブリッド車とガソリン車のトータルコスト比較:売れ筋グレード編

まずはヤリスクロスにおけるハイブリッド車・ガソリン車それぞれの上位グレードである「HYBRID Z(E-Four)」と「Z(4WD)」のトータルコストについて比較していく。

比較1:ヤリスクロスの主要諸元表
項目ヤリスクロス
ハイブリッド車
ヤリスクロス
ガソリン車
グレードHYBRID Z(E-Four)Z(4WD)
価格2,815,000円2,441,000円
燃費26.0Km/l17.4Km/l
排気量1490.0Km/l1490.0Km/l
重量1270.0Km/l1230.0Km/l

上の表にあるとおりヤリスクロス2グレードの価格差は374,000円ある。

ヤリス ハイブリッドZとZの装備の違いで大きなところはハイブリッド車には「車両接近通報装置」が標準装備されているとこ。
なぜハイブリッド車にのみこの安全装備を付けているかは不明だが、トータルコストの差の価値を考えるにあたり参考にしてほしい。

この価格差を購入時や毎年納付する税金や日々のガソリン代のメリットでどこまで相殺できるか見ていこう。

税金などは一定になるが、ガソリン代については年間走行距離やそのときのガソリン代によって、かかる費用は大きく変わってくる。
よって、ガソリン代は全国的な平均価格である「140円」とし、年間走行距離は「5000km」「10000km」「15000km」の3パターンでシミュレーションしてみる。

<年間走行距離のイメージ>
・【 5000km】…週末に買い物で使うのがメイン
・【10000km】…上記+通勤でも使っている
・【15000km】…上記+頻繁に遠出のドライブ

 
シミュレーションについて
・ガソリン代は140円で計算
・修理メンテナンス代、駐車場代、任意保険は計算外
 

ヤリスクロス売れ筋グレードで年間走行距離が5000Kmの比較

まずは、購入時、毎年度かかるコストを下の表にまとめる。

ヤリスクロスの購入費用
 ヤリスクロス
HYBRID Z(E-Four)
ヤリスクロス
Z(4WD)
購入費用292.8万円264.9万円
ヤリスクロスの年間維持費
年度ヤリスクロス
HYBRID Z(E-Four)
ヤリスクロス
Z(4WD)
初年度1.1万円1.7万円
2年度め4.2万円7.1万円
3年度め5.7万円7.1万円
4年度め12.0万円14.3万円
5年度め5.7万円7.1万円
6年度め12.0万円14.3万円
7年度め
以降
「5年度め⇒6年度め」と同じ

当然、購入時の金額はHYBRID Z(E-Four)のほうが高いが、それ以降の年度の支払い額はすべて安い金額になっている。

次にこれらの金額を足していって、どのタイミングでハイブリッド車とガソリン車のトータルコストが逆転するか5000Kmの場合の累計金額を見てみよう。

ヤリスクロスに必要な費用累計
年度ヤリスクロス
HYBRID Z(E-Four)
ヤリスクロス
Z(4WD)
購入年度294.0万円266.6万円
2年度め298.2万円273.7万円
3年度め303.9万円280.7万円
4年度め316.0万円295.1万円
5年度め321.7万円302.1万円
6年度め333.8万円316.5万円
7年度め339.5万円323.6万円
8年度め351.6万円337.9万円
9年度め357.3万円345.0万円
10年度め369.4万円359.3万円
10年の間ではヤリスクロスのハイブリッド車とガソリン車の価格差を埋めることはできない結果となった。

どちらにするか悩んでいるのであれば、トータルコスト的には「Z(4WD)」がおすすめである。

 
POINT
年間走行距離5000km程度なら
・ヤリスクロス Z(4WD)がトータルコストでお得
 

ヤリスクロス売れ筋グレードで年間走行距離が10000Kmの比較

まずは、購入時、毎年度かかるコストを下の表にまとめる。

ヤリスクロスの購入費用
 ヤリスクロス
HYBRID Z(E-Four)
ヤリスクロス
Z(4WD)
購入費用292.8万円264.9万円
ヤリスクロスの年間維持費
年度ヤリスクロス
HYBRID Z(E-Four)
ヤリスクロス
Z(4WD)
初年度2.2万円3.4万円
2年度め6.9万円11.1万円
3年度め8.4万円11.1万円
4年度め14.7万円18.4万円
5年度め8.4万円11.1万円
6年度め14.7万円18.4万円
7年度め
以降
「5年度め⇒6年度め」と同じ

当然、購入時の金額はHYBRID Z(E-Four)のほうが高いが、それ以降の年度の支払い額はすべて安い金額になっている。

次にこれらの金額を足していって、どのタイミングでハイブリッド車とガソリン車のトータルコストが逆転するか10000Kmの場合の累計金額を見てみよう。

ヤリスクロスに必要な費用累計
年度ヤリスクロス
HYBRID Z(E-Four)
ヤリスクロス
Z(4WD)
購入年度295.1万円268.3万円
2年度め302.0万円279.4万円
3年度め310.4万円290.5万円
4年度め325.2万円308.8万円
5年度め333.6万円319.9万円
6年度め348.4万円338.3万円
7年度め356.8万円349.4万円
8年度め371.5万円367.7万円
9年度め380.0万円378.8万円
10年度め394.7万円397.2万円
10年度めに、ヤリスクロスのハイブリッド車とガソリン車のトータルコストがが逆転している。

ヤリスクロス HYBRID Z(E-Four)の購入を検討している方がいるのであれば、「年間走行距離が10000km以上」「10年以上乗る」の条件で、トータルコスト的には購入するメリットがあることになる。

 
POINT
年間走行距離10000km程度で、10年以上乗るなら
・ヤリスクロス HYBRID Z(E-Four)がトータルコストでお得
 

ヤリスクロス売れ筋グレードで年間走行距離が15000Kmの比較

まずは、購入時、毎年度かかるコストを下の表にまとめる。

ヤリスクロスの購入費用
 ヤリスクロス
HYBRID Z(E-Four)
ヤリスクロス
Z(4WD)
購入費用292.8万円264.9万円
ヤリスクロスの年間維持費
年度ヤリスクロス
HYBRID Z(E-Four)
ヤリスクロス
Z(4WD)
初年度3.4万円5.0万円
2年度め9.6万円15.1万円
3年度め11.1万円15.1万円
4年度め17.4万円22.4万円
5年度め11.1万円15.1万円
6年度め17.4万円22.4万円
7年度め
以降
「5年度め⇒6年度め」と同じ

当然、購入時の金額はHYBRID Z(E-Four)のほうが高いが、それ以降の年度の支払い額はすべて安い金額になっている。

次にこれらの金額を足していって、どのタイミングでハイブリッド車とガソリン車のトータルコストが逆転するか15000Kmの場合の累計金額を見てみよう。

ヤリスクロスに必要な費用累計
年度ヤリスクロス
HYBRID Z(E-Four)
ヤリスクロス
Z(4WD)
購入年度296.2万円269.9万円
2年度め305.8万円285.1万円
3年度め317.0万円300.2万円
4年度め334.4万円322.6万円
5年度め345.5万円337.7万円
6年度め362.9万円360.1万円
7年度め374.1万円375.2万円
8年度め391.5万円397.6万円
9年度め402.6万円412.7万円
10年度め420.1万円435.1万円
7年度めに、ヤリスクロスのハイブリッド車とガソリン車のトータルコストがが逆転している。

ヤリスクロス HYBRID Z(E-Four)の購入を検討している方がいるのであれば、「年間走行距離が15000km以上」「7年以上乗る」の条件で、トータルコスト的には購入するメリットがあることになる。

 
POINT
年間走行距離15000km程度で、7年以上乗るなら
・ヤリスクロス HYBRID Z(E-Four)がトータルコストでお得
 

ヤリスクロス ハイブリッド車とガソリン車のトータルコスト比較:気になるグレード編

まずはヤリスクロスにおけるハイブリッド車・ガソリン車の気になるグレードである「HYBRID X(2WD)」と「X(2WD)」のトータルコストについて比較していく。

比較2:ヤリスクロスの主要諸元表
項目ヤリスクロス
ハイブリッド車
ヤリスクロス
ガソリン車
グレードHYBRID X(2WD)X(2WD)
価格2,284,000円1,896,000円
燃費30.8Km/l20.2Km/l
排気量1490.0Km/l1490.0Km/l
重量1160.0Km/l1110.0Km/l

売れ筋グレード比較と同様、気になるグレードにおいてもヤリスクロス2グレードの価格差は374,000円ある。

ハイブリッドXとXの装備の差は、先ほどと同じく「車両接近通報装置」の有無である。トータルコスト差の比較の参考にしてほしい。

先ほどと同じで、税金などは一定になるが、ガソリン代については年間走行距離やそのときのガソリン代によって、かかる費用は大きく変わるので、ガソリン代は平均的なガソリン価格である「140円」とし、年間走行距離は「5000km」「10000km」「15000km」の3パターンでシミュレーションしてみる。

<年間走行距離のイメージ(再)>
・【 5000km】…週末に買い物で使うのがメイン
・【10000km】…上記+通勤でも使っている
・【15000km】…上記+頻繁に遠出のドライブ

 
シミュレーションについて
・ガソリン代は140円で計算
・修理メンテナンス代、駐車場代、任意保険は計算外
 

ヤリスクロス気になるグレードで年間走行距離が5000Kmの比較

まずは、購入時、毎年度かかるコストを下の表にまとめる。

ヤリスクロスの購入費用
 ヤリスクロス
HYBRID X(2WD)
ヤリスクロス
X(2WD)
購入費用241.3万円212.1万円
ヤリスクロスの年間維持費
年度ヤリスクロス
HYBRID X(2WD)
ヤリスクロス
X(2WD)
初年度0.9万円1.4万円
2年度め3.1万円6.5万円
3年度め5.3万円6.5万円
4年度め11.6万円13.8万円
5年度め5.3万円6.5万円
6年度め11.6万円13.8万円
7年度め
以降
「5年度め⇒6年度め」と同じ

当然、購入時の金額はHYBRID X(2WD)のほうが高いが、それ以降の年度の支払い額はすべて安い金額になっている。

次にこれらの金額を足していって、どのタイミングでハイブリッド車とガソリン車のトータルコストが逆転するか5000Kmの場合の累計金額を見てみよう。

ヤリスクロスに必要な費用累計
年度ヤリスクロス
HYBRID X(2WD)
ヤリスクロス
X(2WD)
購入年度242.2万円213.5万円
2年度め245.3万円220.1万円
3年度め250.6万円226.6万円
4年度め262.2万円240.4万円
5年度め267.6万円246.9万円
6年度め279.2万円260.6万円
7年度め284.5万円267.2万円
8年度め296.1万円280.9万円
9年度め301.5万円287.5万円
10年度め313.1万円301.2万円
10年の間ではヤリスクロスのハイブリッド車とガソリン車の価格差を埋めることはできない結果となった。

どちらにするか悩んでいるのであれば、トータルコスト的には「Z(4WD)」がおすすめである。

 
POINT
年間走行距離5000km程度なら
・ヤリスクロス X(2WD)がトータルコストでお得
 

ヤリスクロスで気になるグレード年間走行距離が10000Kmの比較

まずは、購入時、毎年度かかるコストを下の表にまとめる。

ヤリスクロスの購入費用
 ヤリスクロス
HYBRID X(2WD)
ヤリスクロス
X(2WD)
購入費用241.3万円212.1万円
ヤリスクロスの年間維持費
年度ヤリスクロス
HYBRID X(2WD)
ヤリスクロス
X(2WD)
初年度1.9万円2.9万円
2年度め5.3万円10.0万円
3年度め7.6万円10.0万円
4年度め13.9万円17.2万円
5年度め7.6万円10.0万円
6年度め13.9万円17.2万円
7年度め
以降
「5年度め⇒6年度め」と同じ

当然、購入時の金額はHYBRID Z(E-Four)のほうが高いが、それ以降の年度の支払い額はすべて安い金額になっている。

次にこれらの金額を足していって、どのタイミングでハイブリッド車とガソリン車のトータルコストが逆転するか10000Kmの場合の累計金額を見てみよう。

ヤリスクロスに必要な費用累計
年度ヤリスクロス
HYBRID X(2WD)
ヤリスクロス
X(2WD)
購入年度243.2万円215.0万円
2年度め248.5万円225.0万円
3年度め256.1万円234.9万円
4年度め270.0万円252.2万円
5年度め277.6万円262.2万円
6年度め291.5万円279.4万円
7年度め299.1万円289.4万円
8年度め313.0万円306.6万円
9年度め320.6万円316.6万円
10年度め334.5万円333.9万円
10年の間ではヤリスクロスのハイブリッド車とガソリン車の価格差を埋めることはできない結果となった。

どちらにするか悩んでいるのであれば、トータルコスト的には「Z(4WD)」がおすすめである。

 
POINT
年間走行距離10000km程度なら
・ヤリスクロス X(2WD)がトータルコストでお得
 

ヤリスクロス気になるグレードで年間走行距離が15000Kmの比較

まずは、購入時、毎年度かかるコストを下の表にまとめる。

ヤリスクロスの購入費用
 ヤリスクロス
HYBRID X(2WD)
ヤリスクロス
X(2WD)
購入費用241.3万円212.1万円
ヤリスクロスの年間維持費
年度ヤリスクロス
HYBRID X(2WD)
ヤリスクロス
X(2WD)
初年度2.8万円4.3万円
2年度め7.6万円13.4万円
3年度め9.9万円13.4万円
4年度め16.2万円20.7万円
5年度め9.9万円13.4万円
6年度め16.2万円20.7万円
7年度め
以降
「5年度め⇒6年度め」と同じ

当然、購入時の金額はHYBRID Z(E-Four)のほうが高いが、それ以降の年度の支払い額はすべて安い金額になっている。

次にこれらの金額を足していって、どのタイミングでハイブリッド車とガソリン車のトータルコストが逆転するか15000Kmの場合の累計金額を見てみよう。

ヤリスクロスに必要な費用累計
年度ヤリスクロス
HYBRID X(2WD)
ヤリスクロス
X(2WD)
購入年度244.1万円216.4万円
2年度め251.7万円229.9万円
3年度め261.6万円243.3万円
4年度め277.8万円264.0万円
5年度め287.6万円277.5万円
6年度め303.8万円298.2万円
7年度め313.7万円311.6万円
8年度め329.8万円332.3万円
9年度め339.7万円345.8万円
10年度め355.9万円366.5万円
8年度めに、ヤリスクロスのハイブリッド車とガソリン車のトータルコストがが逆転している。

ヤリスクロス HYBRID X(2WD)の購入を検討している方がいるのであれば、「年間走行距離が15000km以上」「8年以上乗る」の条件で、トータルコスト的には購入するメリットがあることになる。

 
POINT
年間走行距離15000km程度で、8年以上乗るなら
・ヤリスクロス HYBRID X(2WD)がトータルコストでお得